代表取締役の小石川由紀乃から、サービスの紹介や雑感などを含めたメッセージをお届けします。

いま自分にできること

4月に入ってはや3日目。

ご近所の桜の木々もすっかりピンク色になりました。

新型コロナウイルスの問題さえなければ、花々の開花やピカピカの一年生たちに心をなごませながら、新たなことにチャレンジする気持ちを高めていたことでしょうが・・・

感染拡大・たくさんの訃報・経済活動の停滞・医療崩壊・感染爆発で都市封鎖も間近?・・・など、連日の報道に不安や哀しみを募らせ、どうしても暗い、後ろ向きな気分になってしまいます。

 しかし、そんなときでも、世の中には明るい話題を提供できるお方がいるのに気づきました。

 発明王のドクター中松さんです。

 

 目・鼻・口を護る機能を持つ「スーパーメン(SUPER M.E.N)」という名のマスクを開発され、販売を開始されたとか。

 

 その「スーパーメン」をかぶった記者会見で、

 地球を封鎖して月に人間が移り住むことができるようにする

 という壮大な目的による「月利用システム」という発明で特許を取得した、

という発表もされていました。

 

 この報道を見て、さっそく検索をしてみましたが、「スーパーメン」の前身と思われる特許出願商品名の商標登録出願を見つけることができただけでした。

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古い知財のリノベーション

 「リノベーション」ということばを最近よく見聞きします。

 「修復」「改善」「刷新」と言った意味合いを持つ英語(renovation)のカタカナ表記です。

 専ら、不動産・建築業界で、古びた建物や部屋を見違える状態に変身させることを表す言葉として使われ、はやりの言葉になっていますが、本来の意味はそれに限定されるものではありません。

 

 知的財産の分野でも「リノベーション」と言えるケースがあるなぁ・・と思いあたりました。

 

 もうとうに権利がなくなってしまったアイデアに着目し、その利点を活かしながら新しい観点からてこ入れし、もういちど世に出してゆく・・というケースです。


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「相当の対価」を考える

 相当の対価・・・この言葉でウェブ検索をすると、特許法第35条の職務発明規定に関する情報がダダっと出てまいります。

 

 しかし、このブログ記事は、上記のテーマに関するものではありません。

 

 士業・コンサルティング業など、企業の事業活動をサポートすることを業として行う者が、遂行した仕事に対して受けるべき対価について、日頃考えていることを整理して問題提起してみようと考え、自分に馴染みのあるこの表現を使いました。

(ちなみに、特許法第35条の「相当の対価」は平成27年の法改正によって「相当の利益」という表現に変更されました。金銭に限らない経済的な優遇措置を従業者に与えることもできるという趣旨での改正だそうです。その他のことで職務発明制度についての記事を求めておられる方は、すみませんが他の知見豊かな専門家が発信されている情報を御参照下さい。) 

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知的財産にこだわらずにお話下さい!

 大阪北部での地震に続き、大雨による未曾有の被害が発生してしまいました。

 被災された方々に心よりのお見舞いを申し上げます。

 炎天下のなか、行方不明者の捜索活動をしておられる方々、復旧作業や被災者のサポートのために被災地に入っておられる方々には、頭が下がる想いで一杯です。どうか体調を崩されることがないよう、くれぐれも気をつけて作業にあたって下さい。

 

 直接には何もすることはできませんが、こんなときだからこそ、気を引き締めて自身の仕事に精一杯取り組むことで社会に貢献したいと思っています。 


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セカンドオピニオン

5月の新緑(大阪市内)
5月の新緑(大阪市内)

 医療の分野ではポピュラーになったことば。

 広辞苑(第7版)でも

 「より良い治療法を見出すために、主治医以外の医者から聞く意見

というように、医療の専門家からアドバイスをもらう意味合いの用語として扱われています。

 上記の意味にあるとおり、

セカンドオピニオンとは、

 主治医を変更することを目的とするものではなく、

 主治医の治療方針が適切かどうか、もっと別の方法がないかなどを検討するために、

 主治医以外の専門家からその判断の材料となる情報をもらう

ということ。

 患者や家族の権利として社会に認知されるようになったとはいえ、主治医にとって、患者からセカンドオピニオンを受けたいと言われることは気持ちの良いものではないだろうし、セカンドオピニオンを巡って患者との間に軋轢が生じたケースも、たぶんあることでしょう。患者の方も、よほどの事情がない限り、セカンドオピニオンを求めるところまでいかないのではないかと思います。

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「思い込み」から生まれるもの

 

4月に入りましたね。

  

 桜をはじめ、様々な花々が咲き匂い、入学・進学・就職といった人生の節目の想い出もよみがえり、心に浮き立つものを感じます。これを力にして、やろうと思いながら停滞している取り組みを、少しでも前に進めてゆこうという想いも、新たになりました。


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「書く」を楽しむ。

 CMSというシステムをご存じでしょうか?

 Content Management Systemという、ウェブサイト制作用のソフトウェアシステムの略称です。

 ウェブサイトを記述するための言語(html、css)の知識がなくとも、CMSのユーザーフレンドリーなインタフェースを利用すれば、高いデザイン性を持つサイトを簡単に制作することができます。最近は、たくさんのCMSサービスが登場しており、無料で利用できるサービスも増えているようです。

 

 実は、弊社のこのサイトも、クラウド型のCMSを利用して制作したものです。

 以前、簡単なエディタ用のソフトウェアでhtmlやcssのコードを手打ちしてサイトを作成したことがあり、そのときの苦労に懲りた(笑)ことや、記事の内容に注力を注ごうという方針から、CMSを選択しました。

 ところが、とある事情から、CMSを利用せずに新規のWebサイトを作成することになりました。最初は高機能の編集用ソフトウェアを購入するつもりだったのですが、目的に見合うものが見つからず、やむなく、自力でコードを組み立てることにしました。

 

 本を読むことで基本的な仕組みを思い出しながら新しい情報を仕入れたり、いくつかのテンプレートを入手したものの、実際に作業を開始すると、なかなか思う通りにゆかず、エラー続出。

スマホ対応のためのレスポンシブデザインや、いまはやりの機能ボタンの設定にも四苦八苦しました。

 

 そんな私を助けてくれたのが、ネット検索で見つけた懇切丁寧な解説サイト。中でも、実際のコードの開示やデモストレーションをして下さっているサイトの情報は大変ありがたく、これらで開示されていたコードを自分用にアレンジすることで、なんとか完成間近まで作業を進めることができました。

  

 コードの組立には、マイクロソフトが無償で提供している Expression Web 4 というソフトウェアを利用しましたが、このソフトの使用方法についても、ネット検索で見つけた詳細解説記事に大いに助けられました。

 

 これらの解説記事の書き手は、Webデザイナーなどの専門家やセミプロ的な方々らしく、こんなのお茶の子さいさい、といったところかもしれませんが、一般的な情報だけでなく、その方ならではの工夫があると思われるコードを惜しげもなく公開し、どうぞ利用して下さい、ご意見を下さい、というスタンスでの発信が多く見受けられました。中にはコードのコピペ用のボタンコードファイルのダウンロードボタンまで付いている、初心者にとって神対応のサイトもありました。

 図解も豊富で本を出せるほどの情報をまとめあげて世の中に出すエネルギーは半端ないものと思います。心よりの敬意を表し、助けていただいたことに感謝します。

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商標登録は登記ではない!

 早いもので、今年も残すところ1ヶ月ほどになり、一年の出来事を振り返る時期になりました。

 

 会社も個人事務所も、業績の伸びはなかなか認められませんが、それでも様々なご縁で出会った方やネット検索で見つけた下さった方からご相談をいただく機会が、少しずつ増えてきました。

 

 今更なにを言うてますねん・・と、自分でつっこみを入れてしまいそうですが、それらのご相談を通じて、改めて相談内容の傾向について気づいたことがあります。


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3期目に向けて

ある日の大阪市の空
ある日の大阪市の空

 

 8月に入り、早くも1週間が過ぎました。

 時の経つのが非常に早く感じられます。

 

 弊社の創立日(8月10日)も、まもなくやってきます。

 

 専門外の法域の手続だが、勉強のため、人の手を借りずにやってみようと、定款を作成し、公証人役場や法務局に足を運び、なんとか登記を完了させてから、もう2年が過ぎるとは・・・

 

 この2年間、決して順風満帆にコトが運んだとは言えませんが、フツーに弁理士業に携わっていた時代には考えもしなかったような経験をすることができ、たくさんの貴重なご縁をいただきました。

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格安サービスのポリシー(2)

OMMビル写真
OMMビル@大阪市

 1つ前の代表ブログでは、単なる客寄せ目的ではなく、お客さんと向き合う姿勢を重視したポリシーを持つように感じられる格安サービス(5分間100円の御用聞き)を紹介しました。

 これに対し、果たしてお客さんの方を向いていると言えるのだろうか・・・と疑問を感じる格安サービスもあります。

 

 残念なことに、私が関わる知的財産の分野でも、ちょっと気がかりなサービスをみかけます。

 商標登録出願の手続きを、破格の料金で請け負うことをアピールし、インターネットを介して受注をする特許事務所が増えています。

 それらのうちのいくつかのウェブサイトを拝見したところ、

手数料は一万円台。調査料は0円(無料)。成功謝金は勿論なし。

さらに登録できなかったら、実費(特許庁への出願料)を含めた全額を返金します・・・と。

 まさに神対応の料金体系です。

   

 多数の案件を効率良く処理できるシステムを確立し、豊富な専門知識と過去の処理案件の蓄積情報に基づいて対応しておられるご様子。

 しかも、ネットや電話を活用した全国対応。

 万全の受任体制がしかれているように見受けられます。

 

 低価格でも確かな品質のサービスが提供されているのであれば、商標登録を必要としておられる方々にとって願ってもない良い話です。その料金体系で事務所の収益も確保できているとすれば、自由競争の勝者とたたえてしかるべきでしょう。

 

 しかし・・・ 細々ながら同じ業務を行っている者としては、釈然としないものを感じます。

 

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格安サービスのポリシー

  先日、あるテレビ局の報道番組で、「5分100円」で種々の雑用を引き受けるというサービス事業が紹介されていました。昔懐かしい「御用聞き」という文字入りの前掛けをかけて個人宅を訪問し、電球の取り替え、小型家具の組み立て、掃除などの仕事を請け負って遂行するというものです。

 

  果たして5分100円で採算がとれるのか・・・と気になるところですが、若干グレードの高い業務もあり、「5分100円」の御用聞きサービスで知名度や信頼度が高められて、長時間利用やより高額のサービスの受注が増えたようです。みごとに黒字営業となり、新たに人を雇い入れる予定もあると報じられていました。

この事業者さん(法人のようです)について感心したのは、

 たとえわずかであっても、サービスを提供したことに対する対価を請求する

という姿勢です。

 行政サービスや行政からの委託を受けているものならばいざ知らず、100%民間の事業であれば、対価を請求するのが当然。

 御用聞きサービスを利用した方々へのインタビューでも、「お金を払うことで安心した」「無料だったら利用しなかった」というような声が拾われていました。

 

 しかし、う~ん、どうなんでしょう・・・?

 ひねくれ者の私は、素直に納得できませんでした。

 

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我が社の虎の子知財

  先日、ブログの再開を宣言しましたが、ブログ以外の記事やサイトの構成も少しずつ更新してゆこうと思っています。 

  本日は、「助っ人知財部」のご案内ページに掲載しているロゴを、Ⓡ(R)マーク入りのものに変更しました

 

 ちなみに、商標登録を受けたからⓇ(R)を付けなければならないという決まりはありませんし、Ⓡ(R)マークが登録商標を表す正式な表示として日本の法律で規定されていることもありません。

 登録商標であることを簡単に表すことができる便利なマークですが、やたらめったらⓇ(R)付の表記をすることは避けねばなりません。ちょっとお堅い話ですが、付けても良いと言えるのは、登録の対象として指定された商品や役務(サービス)に関して登録された商標そのものを使用する場合のみにすべきと考えています。

 詳細は、過去記事(Rマークは万能か?)を御参照下さい。

 

登録第5911424号商標
     商標登録第5911424号

 弊社の「助っ人知財部」のロゴマーク(左または上)は、第45類の「知的財産に関する助言又はコンサルティング,知的財産に関する調査,知的財産に関する情報の提供」を指定して商標登録を受けております。

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代表ブログを再開します!

桜の写真

 例年より少し遅い開花でしたが、桜の季節も、どうやら終盤に入ったようです。

 

 季節の移り変わりの早さを感じつつ、本サイトでの情報発信をたいへん長くサボっていることを反省しております。

 

 

 本当は、年初にトップページを変更したときに、それに合わせたメッセージを出すつもりだったのですが、できずじまい。

 気合いを入れて取り組まねばならない仕事の影響や要領の悪さのせいも勿論ありましたが、なるたけ気張ってまとめた記事を発信をしよう・・・というこだわりからプチスランプ状態に陥り、書けなくなってしまったようにも思います。

 個人のささら知財事務所のサイトやアメブロとの切り分けに悩むところもありました。

 

  春の訪れと共に、ようやくふんぎりがついたという気がしてきました。

 

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知的財産を意識した事業活動を目指すために

 先日、ある福祉サービス系企業の経営者のお話を伺う機会がありました。

 

 複数の施設を運営され、それぞれの現場でのスタッフが100名を超えるにも関わらず、管理部門の人員は、社長を入れてわずか2名とのこと。しかし、法務・税務・労務に関して、それぞれ外部のスペシャリストから自社管理部門に匹敵するサポートを受けることで、問題なく、円滑な管理ができているそうです。各々の専門家にはおそらく結構な額の報酬を支払っておられることでしょうが、管理部専従の社員を増やした場合にかかる人件費や、社員の経験が浅くて十分に任せきれない場合に社長にかかる負担を考えると、その道のプロフェッショナルに会社の実情をしっかり把握して仕事をしてもらうことの方が、より合理的で安定した経営を行うことができる・・と判断されたのでしょう。 

 ただし、この企業は、これらの専門家に業務を丸投げにしているのではなく、会社が経営上の重要事を判断をするにあたっての知恵を授けてくれるブレーンとして活用しておられるようです。だからこそ、現場で日々生じる問題につつがなく対処しながら、新規事業にも取り組めているのだと思います。

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知財よろず相談活用のすすめ(2)

 看板サービスとして掲げております知財よろず相談

 おかげさまで、前々から相談先を探しておられた事業所様やお馴染みの事業所様からぼちぼちとお声をかけていただいて面談をさせていただき、定期面談サービスのお申し込みも承って開始しました。

 実際に面談をしてみて、改めて気づきました。

 最初の頃は、「なんだか雑談だけで終わりそう・・大丈夫かしらん?」と感じていたのに、半ばあたりになると、大事な話がボコボコと出てきて白熱してくることに。

 ほんの小一時間程度、あれこれと話をしているうちに、お客様が忘れていた問題を思い出して話してくださったり、お客様が意識しておられない問題が見えてきてこちらから指摘させてもらうなど、話の密度がぐぐっと高まってくるのです。

 キーと思われることを発掘するには、肩の凝らないざっくばらんな会話の方が向いているのかもしれません。

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