3期目に向けて

ある日の大阪市の空
ある日の大阪市の空

 

 8月に入り、早くも1週間が過ぎました。

 時の経つのが非常に早く感じられます。

 

 弊社の創立日(8月10日)も、まもなくやってきます。

 

 専門外の法域の手続だが、勉強のため、人の手を借りずにやってみようと、定款を作成し、公証人役場や法務局に足を運び、なんとか登記を完了させてから、もう2年が過ぎるとは・・・

 

 この2年間、決して順風満帆にコトが運んだとは言えませんが、フツーに弁理士業に携わっていた時代には考えもしなかったような経験をすることができ、たくさんの貴重なご縁をいただきました。

 

 その中でも一番有り難かったことは、お客様となって下さった企業の経営者の方々と深いお話ができたことです。

 

 単に知財に関する相談ごとを受けるだけでなく、経営面での事情、事業計画やその事業にかける想い、社員への期待など、様々なお話を聞かせていただきました。

 

 会社の規模、業種、経営者の性格・・・すべて異なりますから、お伺いするお話も、十人十色です。

 駆け出しの経営者である私にとって、どんな教科書よりも役に立つ、活きた教材となる話ばかりでした。

 

 また、伺ったお話によって、このお客様へのアシストとして何ができるか、何をすべきかを考え、その考えに基づき提案や提案の遂行を行ったことは、弊社にとっても、私個人にとっても、大きな糧となりました。

 

淀川の花火
 淀川の花火

  設立当初には抽象的にしか考えていなかった「知財でアシスト」関連の仕事も、具体的に見えてきました。

 

   先行きの不安はたくさんあるものの、ワクワク感を持って、3期目を迎えました。

   知財アシストの真価が問われる年と心して、精進してまいります。

 

株式会社知財アシスト 代表取締役

 小石川 由紀乃 (弁理士)

 

小石川由紀乃 プロフィール

 理系出身者が圧倒的多数を占める弁理士業界において、大学で神経生理学や心理学を専攻した後、百貨店の書籍部門での勤務などを経て知財の世界に足を踏み入れた少し変わり種の弁理士。

 特許事務所勤務の傍ら、独学に近い無手勝流の受験勉強を経て、2005年に弁理士試験に合格。当初は、与えられた仕事をするだけのひきこもりタイプの勤務弁理士であったが、あるとき意を決して、外部との交流や情報発信などの活動を始める。

 中小企業のクライアントが多い特許事務所に長く勤務して見聞きした実情をふまえ、自分なりにできることをしようと、2013年に知的財産に関する専門部署を持たない企業に向けた知財サービスを提供する事業所:知財サポートルームささら(現・ささら知財事務所)を開設。

 より充実したサービスの提供を目指して、2015年8月に株式会社知財アシストを設立し、代表取締役に就任。